最新記事
株の基礎知識

【全国1万人調査】金融資産「1億円以上」3%、株式投資している女性19%、男女差最大は鳥取県

2024年8月29日(木)12時22分
株の学校ドットコム ※かぶまどより転載
投資をする日本人女性

dodotone-shutterstock

<新NISAが始まったが、株式投資を実際にやっている人はどれだけいるのか。県によって、また男女によって差はあるのか。全国1万人に実施したアンケート調査の結果は...>

株式投資に取り組んでいる人、トップは埼玉県

新NISAが始まり、年始から株価が好調なスタートを切った2024年は、新たに株式投資を始める人も増え、いよいよ株式投資が広く浸透するかと期待されています。では実際のところ、どれくらいの人が株式投資に取り組んでいるのでしょうか?

株の学校ドットコムが7月後半に行った、全国1万人の男女を対象にしたアンケート調査によると、「あなたは株式投資に取り組んでいますか?」という問いに対して「はい」と回答した人の割合は、全国平均は26.7%でした。

3割にも満たない結果となり、株式投資がまだまだ浸透しているとは言えない現状が見えてきます。

都道府県別に見てみると、最も割合が高かったのは埼玉県の38.2%。全国平均と比べて11.5ポイント高くなっています。東京都は第2位の37.4%でしたが、首位の埼玉との差はわずか0.8ポイントです。

第3位は愛知県の34.8%、第4位は兵庫県の32.6%、第5位は福岡県の32.5%で、大都市圏に属する都県が上位を占める結果となりました。

newsweekjp_20240829032053.png

株式投資に取り組んでいる人の割合が3割を超えたのは、12都府県に留まりました。

ただ、6位の奈良県(32.0%)や7位の滋賀県(31.7%)、9位タイの和歌山県岐阜県(30.3%)がトップ10にランクインしたほか、多くの道県が20%台で拮抗しており、地域差はさほど大きくないと言えるのかもしれません。

最も数値が低かったのは鹿児島県の18.1%。次いで、わずかの差で秋田県が18.3%でした。岩手県(19.3%)と宮崎県(19.8%)を含めた4県のみが、2割を下回っています。首位の埼玉県(38.2%)と鹿児島県との差は20.1ポイントで、2倍以上の差となりました。

(参考記事)日経平均が暴落しても上がった株を探してみる

埼玉県では男性の2人に1人が株をやっている

男女別の結果を見てみます。男性の全国平均は34.2%で、全体の26.7%より7.5ポイント高くなりました。最も高かったのは全体と同じく埼玉県で、その割合は50.0%(全体では38.2%)。埼玉県では、男性の2人に1人が株式投資に取り組んでいることになります。

株式投資に関する全国1万人調査

男性の第2位は島根県の48.3%(全体24.7%)、第3位は東京都の46.5%(全体37.4%)、第4位は兵庫県の44.8%(全体32.6%)、第5位は富山県の43.8%(全体29.8%)となっています。上位10都県で4割を超えており、男性における株式投資への関心の高さがうかがえます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

オーストラリア、ヘイトクライム対策強化へ新たな法案

ビジネス

日経平均は8日ぶり反発、米CPI後の株高や円安を好

ビジネス

午後3時のドルはじり高142円後半、売買交錯し上下

ビジネス

キリンHD、ファンケルを連結子会社化 TOBが成立
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 2
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 3
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 4
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 5
    公的調査では見えてこない、子どもの不登校の本当の…
  • 6
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 7
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンシ…
  • 8
    恋人、婚約者をお披露目するスターが続出! 「愛のレ…
  • 9
    プーチンが平然と「モンゴル訪問」を強行し、国際刑…
  • 10
    キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない…
  • 1
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 2
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
  • 3
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 4
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 7
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 8
    「私ならその車を売る」「燃やすなら今」修理から戻…
  • 9
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座…
  • 10
    メーガン妃の投資先が「貧困ポルノ」と批判される...…
  • 1
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すればいいのか?【最新研究】
  • 4
    寿命が延びる「簡単な秘訣」を研究者が明かす【最新…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 10
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中