シドニー・スウィーニー主演『ハウスメイド』は「笑えるスリラー」──フェイグ監督が復活させたいものとは
Creating His Own Genre
──スリラーとコメディーを合体させたのは?
ヒッチコック作品には必ず笑いの要素がある。古典的な例は『北北西に進路を取れ』(原題:North by Northwest)だ。観客は笑いもすれば、背筋が凍る体験もする。全てを味わえるんだ。
こういうスリラーを復活させたいと思った。スリラーは極限状況を扱うから、笑いが入る余地がある。笑いは緊張感から解放してくれるからね。
──スウィーニーとサイフリッドの相性は?
2人とも素晴らしい役者で、人間性も素晴らしい。2人の共演を間近に見られて良かった。ストーリーに沿って少しずつ撮影を進めたので、2人はほぼゼロの状態から手探りで役作りに取り組んだ。そうするうちに完全に役柄になり切って、実に見事に演じてくれた。お互いに、相手とのやりとりを糧にしてね。
──今でも『ブライズメイズ』を劇場上映できるのでは?
2年ほど前に上層部に持ちかけたが、返事は「ノー」だった。今のコメディーについては厳しい意見を多々耳にするが、1つだけ言えることがある。大勢の観客がどっと笑う空間こそがコメディーの魅力を最大限引き出すんだ。





