最新「殺人ミステリー」で主演...あの「政治好き」俳優が米大統領選とAI規制について「いま言いたいこと」

Partners in Crime

2024年10月24日(木)14時34分
ビリー・シュワブ・ダン(エンターテインメント担当)

『キラーヒート』で双子の兄弟を1人2役で演じるリチャード・マッデン

ギリシャの海運王の死の謎を追う現代風ノワール『キラーヒート』で双子の兄弟を1人2役で演じるマッデン(右) PATRICK REDMOND/PRIME

物語は若き海運王レオ・バルダキス(リチャード・マッデン)の不審死を中心に展開する。警察の報告書では事故死とされたものの、レオの義妹ペネロピ(ウッドリー)は殺人を疑う。犯人は親族の中にいるが、強大な力を持つバルダキス一族に地元警察は逆らえない、と考えたのだ。

嫉妬と秘密と危険が交錯するなか、ニックは自らも問題を抱えながらも、バルダキス一族が支配する世界の真相に迫ろうとする。ペネロピは、自らの夫でレオの双子の弟であるエリアス(マッデン=二役)をも疑うようになる。


役作りをする上で、ゴードン・レビットは過去の「偉大な」探偵映画からインスピレーションを得たという。

「『チャイナタウン』や『ロング・グッドバイ』とかね。モノクロ映画時代までさかのぼるなら、『マルタの鷹』や『深夜の告白』もまさにその手の映画だよね」と、彼は言う。「もっと最近の映画も好きだ。コーエン兄弟は素晴らしい探偵物の殺人ミステリー映画をいくつも作っている」

自然にすっと役に入れた

自らも闇を抱える探偵という役になり切るのは難しくなかった。「正直言って、全体としては簡単なほうだった。難しい役もある一方で、なぜか自然に演じられるような役もある。今回は後者のほうだった」と、彼は言う。「この役は、台本からすっとイメージが浮かんだ」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

欧州委、米の10%関税受け入れ報道を一蹴 現段階で

ワールド

G7、移民密輸対策で制裁検討 犯罪者標的=草案文書

ワールド

トランプ氏「ロシアのG7除外は誤り」、中国参加にも

ワールド

トランプ氏、イランに直ちに協議呼びかけ 「戦いに勝
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 3
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 4
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 5
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 6
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 7
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 8
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 9
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 10
    コメ高騰の犯人はJAや買い占めではなく...日本に根…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 8
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 9
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 10
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 8
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中