最新記事
セレブ

スカートたくし上げノリノリで披露...米大物女優、豪華ドレスと「不釣り合い」な足元が話題に

2024年6月21日(金)16時20分
千歳香奈子
ブルック・シールズ

ブルック・シールズ(5月20日、ニューヨーク) lev radin-Shutterstock

<トニー賞授賞式にクロックスのサンダルで登場したブルック・シールズに対して驚きの声が多く上がったが、本人は「健康上の選択でもあった」と説明>

幼い頃からモデルとして活躍し、子役時代には「絶世の美少女」として一世を風靡したブルック・シールズ。非の打ちどころがない美女から年齢を重ねて59歳となったブルックが、6月16日に米ニューヨークで開催された演劇界最高の栄誉とされるトニー賞授賞式にクロックスのサンダルを履いて登場し、話題を呼んでいる。

【写真】スカートをたくし上げてノリノリでクロックスを披露するブルック

プレゼンターを務めたブルックは、モニーク・ルイリエの鮮やかなイエローのドレスを纏ってレッドカーペットに登場。しかし、足元はなぜかカジュアルフットウェアブランド「クロックス」のサンダルだった。しかも、カメラマンの前でわざわざロングスカートをたくし上げ、笑顔でドレスとマッチするイエローカラーのクロックスを披露し、堂々とポージングまで行った。

華やかな授賞式で足元を飾ったのはベストセラーの「クラシック」で、アマゾンで20ドル台で買えるものだとメディアは伝えており、胸元が開いたゴージャスなドレスとは不釣り合いな選択にネットでは「なぜ?」「理解できない」と驚きと困惑の声が上がっている。

ハイヒールを履けなかった理由を説明

クロックスを履いた理由について、ブルックは「ファッションとしてだけでなく、健康上の選択でもあった」と明かしている。

授賞式の2日前に210万人のインスタグラムのフォロワーに向けて「両方の足の指の手術を受けた」と綴って術後の足の写真をシェアしていたブルックは、レッドカーペット上のインタビューで「3日前に両足の手術を受けて、縫った傷がたくさんある」と、ハイヒールが履けなかった理由を説明。「幸運にも履ける靴を見つけた」「気分は最高」と話した。

欠席せずにクロックスを履いて出演したブルックに、「素敵だと思わない?」「ドレスの色と完璧にマッチ」「快適さは重要」と称賛の声も多く寄せられている。

還暦間近のブルックがレッドカーペットで履いたことで、「クロックスの新時代???!!!」との声もあるが、ハリウッドセレブの間で近年クロックス人気が高まっている。ベラ・ハディッドやケンダル・ジェンナーらトップモデルから女優マーゴット・ロビーや歌手ジャスティン・ビーバーまで多くのセレブが着用する姿がキャッチされている。

授賞式後にファンからの質問に答える形で6度目の手術だったことを明かしたブルックは、「ハイヒールはしばらくおあずけ」と話す動画を投稿しているが、ブルック効果でイエローのクロックスが売り切れ続出だとのコメントも寄せられている。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

20241029issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年10月29日号(10月22日発売)は「米大統領選 イスラエルリスク」特集。カマラ・ハリスが失う「イスラム教徒票」が勝負を分ける

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ドイツ銀、第3四半期は黒字回復 訴訟引当金戻し入れ

ビジネス

JDI、中国安徽省の工場立ち上げで最終契約に至らず

ビジネス

ボルボ・カーズの第3四半期、利益予想上回る 通年見

ビジネス

午後3時のドルは152円前半、「トランプトレード」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選 イスラエルリスク
特集:米大統領選 イスラエルリスク
2024年10月29日号(10/22発売)

イスラエル支持でカマラ・ハリスが失う「イスラム教徒票」が大統領選の勝負を分ける

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 2
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはどれ?
  • 3
    リアリストが日本被団協のノーベル平和賞受賞に思うこと
  • 4
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 5
    トルコの古代遺跡に「ペルセウス座流星群」が降り注ぐ
  • 6
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 7
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 8
    中国経済が失速しても世界経済の底は抜けない
  • 9
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 10
    「ハリスがバイデンにクーデター」「ライオンのトレ…
  • 1
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 2
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 3
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 4
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 5
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くそ…
  • 6
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 7
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 8
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 9
    裁判沙汰になった300年前の沈没船、残骸発見→最新調…
  • 10
    北朝鮮を訪問したプーチン、金正恩の隣で「ものすご…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 9
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 10
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中