最新記事

ゲーム

『ザ・シムズ』最新作はもっとリアルで悩ましい

2014年10月31日(金)12時49分
ポーラ・メヒア

『ザ・シムズ4』では、シムが追求する人生の目的を、創造性、自然、逸脱、知識など多くの選択肢から選べる。私は現実の自分とは異なる「自然」を選び、シムに「フリーランス植物学者」を目指させようかと思った。でも結局、「ベストセラー作家」を目標にすることにした(私はサディストなので)。

 次は、感情、趣味、ライフスタイル、社交の4分野でシムの性格を選ぶ。ここでどういう特徴を選択するかは、プレーヤーの自己評価に大きく左右される。「正気でない」(独り言を言い、感情の動きが唐突なのが特徴)というのが自分にぴったりに思えたが、私は「自信家」と「野心的」を選んだ。

 私のゲームはまだ始まったばかりだが、頭にこびりついて離れない問いがある──私たちは、現実の世界で好きに選べるとしたら、ありのままの自分であり続けるのか、それとも理想の自分を選ぶのか。
おそらく答えは後者なのだろう。しかし、自らが抱く自分のイメージと、ほかの人たちが抱いているイメージは同じではない。では、本当の私とはどういう人間なのか。同僚や家族に尋ねればいいのか。

『ザ・シムズ4』は自我の形成について、特に子供たちに多くのことを教えてくれる独創的なゲームだ。シムの目標を何に設定するかは、実は大きな問題ではない。何を目指すにせよ、シムたちは勝利と敗北を経験しながら生きていくことになる。そう、現実の私たちの人生と同じように。

[2014年9月23日号掲載]

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英CPI、食品価格データ収集で2月から新手法 若干

ビジネス

米アマゾン、全世界で1.6万人削減 過剰雇用是正と

ビジネス

ドルの基軸通貨としての役割、市場が疑問視も 独当局

ワールド

ロシア軍がキーウ攻撃、2人死亡 オデーサも連夜被害
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化はなぜ不可逆なのか
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 5
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    「恐ろしい...」キリバスの孤島で「体が制御不能」に…
  • 9
    「発生確率100%のパンデミック」専門家が「がん」を…
  • 10
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 8
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 9
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 10
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中