AIが「自動で住宅ローンを安くしてくれる」未来がすぐそこに...進化するAIが変える金融と経済
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「私たちの解釈では、従来、銀行は大理石でできたオフィス、高級スーツとネクタイだけで信用を伝えてきた。だが、それを信用と結び付ける人は激減した」
「それで気付いた。これからは顧客の信用を得るには彼らの言葉を話す必要があると。親しみやすく、近寄りやすく、魅力的で、シンプルなことを複雑にしすぎない。スヌープやガガ、パリスなど、これまでキャンペーンに起用してきた多くのセレブもそんな雰囲気があった」と、シェミアトコフスキーは言う。「顧客はスーツ姿の男より、スヌープの話を聞くだろう」
実際、世論調査会社ギャラップによれば、1979年以降、80年代初めの景気後退や87年のブラックマンデー、07〜08年の金融危機、20年のコロナ禍による暴落など、大きな経済危機や不況のたびに銀行システムの信用は急落。昨年、銀行を信用していると答えたアメリカ人はわずか30%だった。
とはいえ、雰囲気だけでは消費者は満足しないことは、シェミアトコフスキーも承知している。現状では顧客が他のサービスに乗り換えにくく、テック業界や銀行業界が儲けすぎていると、彼は主張。23年にオープンAIと提携して問題解決に乗り出した。これまでにクラーナの顧客のショッピング体験をカスタマイズし、顧客サービスの課題を解決する機能拡張も行ったが、シェミアトコフスキーは住宅ローンやそれ以上の分野にも踏み込む構えだ。





