午前の日経平均は反落、一時600円超安 中東情勢不透明感が重し
写真は都内の株価ボード。3月撮影。REUTERS/Issei Kato
Hiroko Hamada
[東京 13日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比566円71銭安の5万6357円40銭となった。米国とイランの戦闘終結に向けた協議は合意には至らず、中東情勢の先行き不透明感が相場の重しとなった。日経平均は一時600円超値下がりする場面があった。一方、決算など個別材料を手掛かりにした物色もみられた。
日経平均は前営業日比502円安でスタートした後すぐに下げ幅を広げ、636円安の5万6287円62銭まで値下がりした。その後は下げ幅を縮小する場面もあったが、前場終盤にかけて再び売りが強まった。物色面では、指数寄与度の大きい半導体株や主力銘柄の一角が安かった半面、鉱業株や好決算銘柄が堅調だった。
きょうは午後、信託大会で日銀の植田和男総裁の発言機会を控えており、市場の関心が向かう。市場では「日銀の利上げ観測が意識される中で、金融政策動向についてヒントが得られるか確認したい」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。
三菱UFJアセットマネジメントのエグゼクティブファンドマネージャー・石金淳氏は中東情勢について「米国とイランが交渉のテーブルについたというのは評価できるが、合意には至っていないため、依然リスクは取りづらい」と話す。一方、3月にみられたような下落局面と比べて日経平均の水準は上がったとして、「5万5000円―5万9000円程度で推移するのではないか」(石金氏)との指摘があった。
TOPIXは0.48%安の3721.78ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は3兆6734億8400万円だった。東証33業種では鉱業、食料品、陸運など5業種が値上がり。電気・ガス、空運、ゴム製品など28業種が値下がりした。
個別では、前週末に決算を発表した安川電機、良品計画が堅調。TSIホールディングスは19%超高で値上がり率トップ。
AI(人工知能)・半導体関連では、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテストが値下がりした半面、フジクラは堅調だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり371銘柄(23%)に対し、値下がりが1166銘柄(74%)、変わらずが38銘柄(2%)だった。





