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AIが「自動で住宅ローンを安くしてくれる」未来がすぐそこに...進化するAIが変える金融と経済

MONEY’S NEW DIGITAL FUTURE

2026年2月26日(木)16時45分
ポール・ローズ (ジャーナリスト)

ドナルド・トランプ米大統領は今年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、「何百万人ものアメリカ人が住宅資金を貯蓄できるよう支援」するため、クレジットカード金利の上限を1年間、10%に設定するとアピールした。確かに「金利上限は多くの国でうまく機能している」と、シェミアトコフスキーは言う。

親しみやすいイメージを演出

BNPLは、アプリや他の決済オプション、価格比較ツール、リワードやキャッシュバックを含むクラーナの事業拡大の1つにすぎない。17年にスウェーデン金融監督庁から完全な銀行免許を取得したクラーナの「ネオバンク」サービスは進化している。昨年9月にはIPO(新規株式公開)価格1株40ドルでニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場し、シェミアトコフスキーが取引開始を告げるオープニングベルを鳴らした。


クラーナは鮮やかなピンクのロゴと、パリス・ヒルトン、レディー・ガガ、マヤ・ルドルフ、スヌープ・ドッグ、エイサップ・ロッキーといったセレブを起用した広告キャンペーンで「雰囲気」を重視。シェミアトコフスキーは銀行の常識を打破し、より顧客中心のアプローチで業界の一角に食い込もうと、自身の服装から顧客とのコミュニケーション方法に至るまで伝統的な考え方にあえて逆らっている。

「私は『ウォール街を占拠せよ』世代と言っていい」。リーマン・ブラザーズと世界経済を破綻させた08年のサブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)市場の崩壊を受けて、11年9月に経済格差などに抗議する若者たちがウォール街を占拠した抗議運動だ。

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