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トランプ政権の一律10%関税、米国際貿易裁で合法性の審理開始

2026年04月11日(土)01時11分

2026年2月23日、米カリフォルニア州オークランド港の様子。REUTERS/Carlos Barria/File Photo

Dietrich Knauth

[ニ‌ューヨーク 10日 ロイター] - 米国国際‌貿易裁判所は10日、トランプ政権が課​した全世界への10%の輸入関税の合法性を巡る審理を開始した。⁠この関税を巡って​は、主に民主党が主導する24州や小規模事業者2社が、連邦最高裁が従来の関税措置を無効とした判断を回避するものだとして、トランプ政権を提訴している。

審理は国際⁠貿易裁の3人の裁判官の合議で行われる。

トランプ政権による世界一律10%関税は2月24日に発効した。米⁠連邦​最高裁がこれまでの関税措置を無効と判断したことを受けて、政権は別の法律に基づいた関税を新たに導入した。

ホワイトハウスのクシュ・デサイ報道官は、「トランプ大統領は、議会から与えられた大統領権限を合法的に⁠行使し、米国の国際収支危機に対処‌している」と述べた。

トランプ氏は2期目で関税を外交政策の⁠中心⁠的な柱とし、議会の判断なしに関税を課す広範な権限を主張している。

トランプ氏は、1974年通商法第122条に基づき新たな関税を課した。同条は、「米国が深刻な国際収支の赤字‌を抱えている場合」またはドルの急激な下落​を防‌ぐために、輸入品⁠に対して最大15%の関税​を最長150日間課すことを認めている。

各州や中小企業は、通商法の関税権限は短期的な金融危機に対処するためのものであり、通常の貿易赤字は「国際収支の赤字」という経済学的定義に‌は当てはまらないと主張。オレゴン州の弁護士、ブライアン・マーシャル氏は、​これらの関税は、1970年代の金本位⁠制時代に急激な下落からドルを守ることを目的とした、時代遅れの権限に基づいていると述べた。また、そ​の権限は重大な「国際収支赤字」を解消するためのものであり、トランプ氏はそれを通常の貿易赤字に対処するために転用することはできないと指摘した。

ロイター
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