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学びの速度が速い人は「意外性」に敏感だった...思考が深まる「ケンブリッジ式コミュニケーション」4つの実践ステップとは?

2026年1月23日(金)13時20分
飯田史也 (ケンブリッジ大学工学部教授)

実際にケンブリッジ大学の学生でも、特に優秀な人ほど、インプットや理解に時間をかけすぎてしまい、肝心のアウトプットや発展までたどり着けないということがよくあります。

たとえば、教科書を一字一句読み込んで満足しても、いざ練習問題を解こうとしたら手がとまる―これは、インプットと理解だけでサイクルがとまってしまった典型例です。


本当に大切なのは、4つのステップを完璧に終わらせてから次へ進むのではなく、多少あいまいでも構わないので、サイクルをぐるぐる回し続けることです。

たとえば、教科書を読む(インプット)、内容を自分なりに整理する(理解)、練習問題を解いてみる(表現)、別の解き方や応用を考える(発展)。

このような流れを何度でも繰り返すうちに、自然と理解の精度も表現の幅も深まっていきます。

学びの速度が速い人は「意外性」に敏感

ここで紹介してきた4つのステップは、そのまま人との会話に応用できます。特に「表現する」と「発展させる」のステップでは、先生や友人など一緒に学べるパートナーがいると、思いがけない発見や意外な展開に出会いやすくなります。

ケンブリッジ大学の少人数個別指導や入学試験の面接試験では、まさにこのサイクルを通して学生と教員が対話を重ね、予想外の質問や意見が飛び交います。この「意外性」が学びを深め、広げる最大のヒントになります。

独学でもサイクルは回せますが、もし途中でつまったり、同じ考えにとどまりがちだと感じたら、ぜひ学びのパートナーを探してみてください。他者の意見や質問は、自分では思いつかない「驚き」を運んできてくれます。

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