大富豪になった人々は、「最初の資金」をどうやって手に入れた? 「成功者たち」の秘密と教訓

2025年11月18日(火)17時44分
flier編集部

お金の使い方がわかる本

<DIE WITH ZERO>

DIE WITH ZERO
 著者:ビル・パーキンス
 翻訳:児島修
 出版社:ダイヤモンド社
 要約を読む

初版は2020年ですが、いまも書店で平積みにされている話題の一冊。大賀の周りの経営者もこぞって読んでいるそうです。

お金を持った上で、それをどう使うのか。お金をどう幸せに結びつけるのか──。本書はそんな根源的な問いを突き付けてきます。通底しているのは、人生におけるもっとも大切な仕事は「思い出づくり」ということ。人があの世に持って行けるのは、お金ではなく思い出だけだからです。


また、衝撃的なデータも示されています。それは、お金を使いきれずに寿命を迎える人がほとんどだということ。本書によると、資産額の多い人はピーク時の平均88%の資産を残し、少ない人でも75%を残して亡くなってしまうといいます。

お金を使うべきタイミングについても言及しています。人間の活動量は45歳を境に下がり始めますが、資産は65歳くらいまで上がり続けます。つまり、45歳ごろから「お金をちゃんと使い始める(貯金を減らし始める)」くらいが、ちょうどよいのです。

人生の時間は限られています。お金は増やすことも大切ですが、使うことで豊かな時間を過ごすことも重要です。本書を読んで、これからの生き方について思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

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