最新記事
BOOKS

オードリー・タンは生活にも「/」を入れる...「スラッシュワーカー」になる方法、超える方法

2024年11月15日(金)11時35分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

普通の人からすれば、オードリーこそ「スラッシュ族」(中国語で斜槓(シエガン)族)の代表に見えるだろう。

14歳で学校を中退したのち、独学をしながら仕事を始め、一般的な人よりおよそ10年も長いキャリアを持っている。豊富な業務経験からいくつもの肩書きがある。元デジタル担当大臣であり、市民ハッカー。右手でプログラムを書き、左手で詩を書く。世界の七つのNGOにも参加している。

オードリーの名刺に所属する組織を書こうとすれば、肩書きが七つも八つも並ぶことになる。

彼女は14歳のときから、「ネット上では、人はなぜすぐに相手を信頼したり憎んだりするのか」というテーマに深い興味を抱き、研究を続けてきた。しかし、このテーマはあまりに大きく、また参考にできる研究もなかった。そこで、自分でプログラムを書いていくつものコミュニティを立ち上げ、そのなかで人々がどう関わり合うかを観察したり、別の人が作ったコミュニティに参加したりするようになった。多くの国際NGOに参加する理由がそれだ。

オードリーはスラッシュ族なのか

オードリーはいかにも「スラッシュ族」に見えるが、実際には「単槓(ダンガン)」(中国語では体操競技の鉄棒の意)、つまり一つのテーマを徹底的に追及するタイプだ。

14歳から今に至るまで、テーマを変えることなく研究を続けている。名刺に肩書きではなく研究テーマだけを書くなら、そこにスラッシュは入らない。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

オーストラリア証取CEOが5月退任へ、理由は不明

ワールド

仏大統領、欧米対立再燃を警告 EUに改革促す

ビジネス

中国SMIC、第4四半期は60.7%増益 予想上回

ワールド

ロシア、軍再建急ぐ 欧州の再軍備遅らせる狙い=エス
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 2
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...周囲を気にしない「迷惑行為」が撮影される
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 8
    変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本の…
  • 9
    衆院選で吹き荒れた「サナエ旋風」を海外有識者たち…
  • 10
    「二度と見せるな」と大炎上...女性の「密着レギンス…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中