最新記事
SNS

米モンタナ州でTikTok禁止法成立、全米初 違反するとアップル、グーグルに1日当たり1万ドルの罰金

2023年5月18日(木)10時57分
ロイター
スマートフォンの画面のTikTokアプリ

米モンタナ州のジアンフォルテ知事は、中国系動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の州内での事業を禁止する法案に署名した。写真はイメージ。2021年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

米モンタナ州のジアンフォルテ知事は17日、中国系動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の州内での事業を禁止する法案に署名した。州による同アプリの禁止は全米で初めて。

アプリストアによるTikTok提供を州内で禁止する内容で、2024年1月1日から施行される。

TikTokは米アップルとアルファベット傘下グーグルのアプリストアからダウンロードできる。法律に違反した場合、TikTok、アップル、グーグルは違反行為1件につき1日当たり1万ドルの罰金が科される可能性がある。同アプリを利用する個人には罰則を科さない。

この法律を巡っては訴訟が見込まれるが、TikTokは法的措置を計画しているかというロイターの質問に回答しなかった。

アップルとグーグルは現時点でコメント要請に応じていない。

ジアンフォルテ知事は、この法律によって「中国共産党の監視からモンタナ州民を守る」という優先課題への取り組みが前進すると述べた。

中国の字節跳動(バイトダンス)傘下のTikTokは声明で「(同アプリを)違法に禁止することで(表現の自由を保障する)合衆国憲法修正第1条の権利を侵害している」とし、州内外のユーザーの権利を擁護していくと表明した。
トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2023トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

食と健康
消費者も販売員も健康に...「安全で美味しい」冷凍食品を届け続けて半世紀、その歩みと「オンリーワンの強み」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

仏総合PMI、9月は5カ月ぶり低水準 製造・サービ

ビジネス

独総合PMI、9月速報は1年4カ月ぶり高水準 サー

ワールド

インド総合PMI、9月は61.9に低下 予想も下回

ビジネス

アングル:Z世代が変える高級ブランド市場、グッチな
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがたどり着ける「究極の筋トレ」とは?
  • 3
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 4
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 5
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 6
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 7
    「より良い明日」の実現に向けて、スモークレスな世…
  • 8
    米専門職向け「H-1B」ビザ「手数料1500万円」の新大…
  • 9
    「汚い」「失礼すぎる」飛行機で昼寝から目覚めた女…
  • 10
    【クイズ】世界で2番目に「コメの消費量」が多い国は…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の物体」にSNS大爆笑、「深海魚」説に「カニ」説も?
  • 4
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 5
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 6
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 7
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 8
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 9
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 10
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 8
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 9
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 10
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中