最新記事

転職

「なんでもやります」=「何もできません」? 転職活動で言ってはいけない4つの地雷フレーズ

2022年6月21日(火)11時05分
井上和幸(株式会社 経営者JP、転職コンサルタント) *PRESIDENT Onlineからの転載
転職面接を受ける中年男性のイメージ

ボーナスが支給されて、これから転職という人も多いが…… imtmphoto - iStockphoto


転職活動の面接ではなにに注意すべきか。転職コンサルタントの井上和幸さんは「キャリアや実績がある人でも、面接での失言が原因で不採用となってしまう。面接を成功させるには、冷静に、自信を持ってコミュニケーションをすることだ」という――。


「年収と肩書を上げ、キャリアアップしたい」

現在、転職市場は全世代で売り手市場といえます。ですが、即戦力ともいえる実力がありながら、転職活動がうまくいかない人たちがいます。彼らに共通するのは、面接における失言です。

某中堅メーカー勤務、40代の営業部長Aさんは、商材は異なるものの営業先が重なる企業の法人営業部門責任者の求人にエントリーしました。求人情報を見ると、現職よりも100万~200万円アップする可能性がありそうです。無事に書類選考を通過し、人事部長との面接に進みました。

そこで人事部長から「Aさんは今回、どうして転職をお考えなのですか」と聞かれたそうです。

Aさんは即座に「年収と肩書を上げ、キャリアアップしたいと考えています」と回答しました。

1週間後、転職エージェント経由で来たのは「ご縁がなかった」という連絡でした。Aさんのなにがいけなかったのでしょうか?

もちろん、より多くの収入が欲しい、より大きな権限が欲しいと望むこと自体は悪いことではありません。しかし、この年収や肩書は、あくまでも結果です。

私自身は日々、マネジメント層の人たちからも転職相談を受けていますが、彼らがよく口にする「より経営に近い仕事に就きたい」も同じです。

転職失敗者は、結果にこだわる発言に終始してしまっていることが多いのです。

まず先に応募先企業に提供すべきものは、あなたの仕事力やテーマ、貢献可能性です。

それが魅力的で価値あるものとすれば、先方から見返りとして、やりがいと責任のある職務、相応の年収が、結果としてついてくるのです。

「会社に違和感があったから退職した」

転職の相談を受けた際、前職の退職理由について「現職企業の経営者や上司のやり方が間違っている」「自分の考えと合わない」「会社に違和感があった」ということを、滔々(とうとう)と語る40~50代のベテラン世代は珍しくありません。

お気持ちはわからないでもないですが、実際の面接を受ける前に次の2つのことを確認してほしいのです。

①間違っているのは自分、という視点を持つ
あなたの視界からは間違って見えることも「経営レベルからは正しい」といえるかもしれません。ご自身の見方についていま一度確認してみるべきです。

②そのことについて経営陣に相談や提案をしたのか
仮に会社の間違った判断や行動があったとしても、黙って見過ごしたのでは困ります。会社や部署のことを考え、改善改革の提案をできてこそ、有能な社員です。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国の香港経由の金輸入、12月は前月比24%減 価

ビジネス

欧州自動車販売、12月7.6%増 EVが初めてガソ

ビジネス

米国管理下のベネズエラ産原油、ペトロチャイナが取引

ビジネス

中国、カナダ産キャノーラ大量手当 カーニー氏訪中受
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化はなぜ不可逆なのか
  • 3
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに...宇宙船で一体何が?
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 6
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 9
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 10
    「外国人価格」で日本社会が失うもの──インバウンド…
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 3
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 4
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 5
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 10
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中