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為替相場、正午のドルは102円後半 米国株が一段安なら100円割れも

2020年3月9日(月)12時38分

正午のドル/円は、6日のニューヨーク市場午後5時時点(105.30/33円)に比べ、大幅にドル安/円高の102.65/67円。写真はジャカルタで2018年10月撮影(2020年 ロイター/Beawiharta)

正午のドル/円は、6日のニューヨーク市場午後5時時点(105.30/33円)に比べ、大幅にドル安/円高の102.65/67円。

ドル/円は、6日のニューヨーク市場終盤の水準から下方向にギャップを開けて104円後半で今朝のオセアニア市場の取引をスタートした。

午前8時ごろに103.52円まで下落し、いったん小幅に反発したが、米国株の先物が下げ幅を1000ドル以上に拡大したことや、原油先物が下げ止まらないことなどを受け、ドル売り/円買いが加速した。

「今夜の米国株式市場が大幅に下げることが見込まれ、(ドルの)買い戻しの勢いがつかなかった」(みずほ証券チーフFXストラテジストの鈴木健吾氏)ことで、戻りがないまま、下げ幅を拡大する展開となった。

ドルは11時前に102.13円まで下落、そのあとは、売りが売りを招く状況となり、一時101.55円と、2016年11月9日以来の安値をつけた。

市場の目線は、心理的節目となる100円まで下がっており、「今日の米国株が再び大幅安となれば、(100円割れで)2桁のドル安も現実味を増す」(国内銀)との意見が聞かれる。

[ロイター]


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