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ハイチ大地震の意外な避難先

ハイチ大地震

M7.0に直撃された
最貧国の惨劇と国際支援のあり方

2010.01.22

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ハイチ大地震の意外な避難先

2010年1月22日(金)12時00分

 FOXニュースによると、オバマ政権はハイチ大地震の避難民を、テロ容疑者の収容で知られるキューバのグアンタナモ米海軍基地に収容することを検討している。米政府は既に、ハイチの首都ポルトープランスにいたアメリカ人をグアンタナモに移送した。

 とんでもない話にも聞こえるが、実はそうひどいアイデアではない。グアンタナモはポルトープランスからわずか約300キロしか離れておらず、最も近い米軍基地だ。収容施設には余裕があるし、ハイチ人は必死で助けを求めている。

 歴史の奇妙な巡り合わせもある。グアンタナモの収容施設は、軍事クーデターでハイチの政情が混乱していた91〜94年、国外に逃げ出した難民を収容するために建てられたのだ。

──アニー・ラウリー
[米国東部時間2010年01月13日(水)14時50分更新]

Reprinted with permission from FP Passport, 14/1/2010. © 2010 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

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