プレスリリース

見えない内側を磨き、宇宙をもっと近くに。 ~アルゴヴィジョンテクノロジズが切り拓く流体研磨の新時代~

2025年09月16日(火)10時00分
アルゴヴィジョンテクノロジズ株式会社(本社:京都府、代表取締役:立花 昇一)は、自社で開発した「流体研磨装置」によって、航空機やロケットなど航空宇宙分野の部品における内面研磨を可能にしました。従来の加工では困難だった複雑な内部の仕上げを実現することで、ものづくりの未来に新しい可能性を広げます。

「アルゴヴィジョンテクノロジズ株式会社」詳細: https://algovision.co.jp/

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/544010/LL_img_544010_1.png
3D造形入子金型(研磨前後比較)

サンプル提供:株式会社キャステック


■航空宇宙産業における研磨の重要性
航空機やロケットに使われる部品は、燃料の流路やエンジンの冷却通路など、非常に複雑で細かな内部構造を持っています。もしその内面にわずかな凹凸や粗さが残っていると、
・流体の流れが乱れて性能低下につながる
・摩耗や腐食の原因となる
・最悪の場合、安全性に関わるトラブルを引き起こす
といったリスクが生じます。
アルゴヴィジョンテクノロジズの流体研磨技術は、部品の内部をなめらかに仕上げることで、性能と信頼性を大きく高めます。「見えない内側を磨くこと」こそが、未来の安全を守るカギなのです。


■アルゴヴィジョンテクノロジズの強み
アルゴヴィジョンテクノロジズの流体研磨技術は、研磨材を水とともに部品内部に通過させ、内面の微細な凹凸をなめらかに整えます。これにより、以下のようなメリットが得られます。
・高い精度 :従来の手作業や機械加工では届かない複雑な形状の奥まで均一に研磨可能
・信頼性向上:摩擦や乱流を抑えることで部品寿命を延ばし、安全性を強化
・効率化 :仕上げにかかる時間を短縮し、量産にも対応


■3Dプリンターとの相性
近年、3Dプリンターによる金属部品の造形が航空宇宙分野でも急速に普及しています。しかし、積層造形ならではの層の段差や粉末残りといった"内面の粗さ"が課題とされてきました。アルゴヴィジョンテクノロジズの流体研磨装置技術は、3Dプリンター部品の内面を均一に仕上げ、「造形」から「実用」への飛躍を実現します。未来のものづくりを支える強力なパートナーとして期待されています。


■内面研磨が生み出す具体的な価値
・ロケットエンジンの燃料流路を研磨 → 燃焼効率向上と部品寿命延長
・航空機の油圧系統パイプの内面を研磨 → 流体抵抗を低減し軽量化と省エネに貢献
・3Dプリンターで製作した冷却部品の内部を研磨 → 層残りを除去し熱交換性能を最大化
わずかな表面の違いが、性能・環境・安全に大きな差を生み出します。


■見えない場所から未来を支える
アルゴヴィジョンテクノロジズは、「内側から品質を高める」という独自のアプローチで、航空宇宙産業をはじめ、エネルギー、自動車、医療機器といった幅広い分野への応用を目指しています。アルゴヴィジョンテクノロジズの技術は、見えない部分を磨き上げることで、見える未来を輝かせる技術です。


■技術概要
技術名 :流体研磨
対応内径:φ0.1~φ5.0
対応長さ:~2000mm
対応材質:ステンレス系(303、304、316、316L、SUS420J2、etc)
チタン系(純Ti、Ni-Ti、64Ti、etc)
アルミ系(ALSi10Mg、ジュラルミン、etc)
コバルト合金系(エルジロイ、Mp35N、etc)
ニッケル合金系(インコネル718、ハステロイX、etc)
銅系(cu、etc)
その他(S45C、SCM415、SKD61、マルエージング鋼、モリブデン、etc)
*記載にないサイズ・材質はお問い合わせください


■会社概要
商号 : アルゴヴィジョンテクノロジズ株式会社
代表者 : 代表取締役 立花 昇一
所在地 : 〒634-0826 奈良県橿原市川西町800-1(奈良工場)
設立 : 2007年1月
事業内容: 流体研磨技術の開発/受託研磨
資本金 : 100万円
URL : https://algovision.co.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

消費税率引き下げることは適当でない=加藤財務相

ワールド

クックFRB理事の解任認めず、米控訴裁が地裁判断支

ワールド

小泉農相、自民総裁選出馬意向を地元に伝達 加藤財務

ビジネス

日銀には政府と連携し、物価目標達成へ適切な政策期待
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 3
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く締まった体幹は「横」で決まる【レッグレイズ編】
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがま…
  • 6
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 7
    電車内で「ウクライナ難民の女性」が襲われた驚愕シ…
  • 8
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 10
    「この歩き方はおかしい?」幼い娘の様子に違和感...…
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 10
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中