プレスリリース

"世の中の石油入り商品を、全て植物、天然バイオマス由来の製品に置き換える"というタイトルで、GSアライアンスが、RSC Sustainabilityに論文を発表

2023年01月06日(金)13時30分
脱炭素、カーボンニュートラル社会構築のための、環境、エネルギー分野における最先端技術を研究開発するGSアライアンス株式会社(Green Science Alliance Co., Ltd:本社:兵庫県川西市、代表取締役:森 良平)は、"世の中の石油由来の化学製品を、全て植物、天然バイオマス由来に置き換える"というタイトルで論文を発表しました。


■概要
タイトル: Replacing all petroleum-based chemical products with natural biomass-based
chemical products: a tutorial review
論文誌名: RSC Sustainability (英国王立化学会)
著者 : 森 良平
発表時 : 2023年1月初旬
URL : https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2023/su/d2su00014h

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/341338/LL_img_341338_1.jpg
100%植物、天然バイオマス由来生分解性樹脂ボトル

GSアライアンス株式会社は、国連の定めているSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の達成を目指す具体的な技術(植物、天然バイオマス系生分解性プラスチック、次世代型二次電池、次世代型燃料電池、量子ドット、金属有機構造体、天然深共晶溶媒、プラスチックリサイクル、人工光合成の技術など)を研究開発しています。

これらの技術が注目され、2020年に、国連機関の1つであるUNOPS S3i Innovation Centre Japanが支援するスタートアップ企業として採択されました。本論文は、その中でも開発してきた植物、天然バイオマス系生分解性プラスチック、天然バイオマスコーティング材料、天然バイオマス系塗料などの化学製品群を説明する総説論文となっています。

地球の人口は最近80億人に達し、この人口爆発による気候変動、地球温暖化、森林の消滅、砂漠化、生物種の絶滅、水汚染、プラスチック汚染などの環境破壊は深刻になっています。地球温暖化の主な原因は、CO2やメタンなどの温暖化ガスの急増と言われています。プラスチック汚染問題に関しても、既に我々人体にマイクロプラスチック、呼吸している大気中からナノプラスチックが入りつつあり、人体や生態系への影響が懸念されています。このようなプラスチックは主に石油から作られています。

世の中にはこれらプラスチック以外にも樹脂、燃料、コーティング材料、塗料、色材、ゴム、繊維、化粧品、洗剤、界面活性剤、接着剤、肥料、潤滑剤、可塑剤など、無数の化学製品であふれていて、ペットボトル、医療機器、自動車部品、家電、オフィス、家庭用器具、消費財などに使用されています。

これらの製品は、全て石油から作られているので、生産時にCO2が発生します。また、廃棄、燃焼された時には、プラスチックなどの化学製品内に固定されていた石油由来の炭素が、CO2となり大気中へ排出されます。この現象は国連が定めているSDGsの考え方とも異なり、石油から生産し、消費して、環境を破壊するという、一方方向の人間の消費活動です。

このような製品に対して、GSアライアンス株式会社は、これまで、植物、天然バイオマス由来、かつ生分解性のあるプラスチック、樹脂などを開発してきました。さらに、プラスチックだけにとどまらず、上述したように燃料、コーティング材料、塗料、色材インキ、ゴム、繊維、化粧品、洗剤、界面活性剤、接着剤、肥料、潤滑剤、可塑剤、UV硬化型樹脂、セルロースナノファイバーなどあらゆる化学製品群を、石油ではなく、植物、天然バイオマスから作るよう開発を進め、商品化してきています。商品によっては、石油系材料を一切含まない、100%天然バイオマス材料由来の製品も開発しました。

これらの植物、天然バイオマス由来の化学製品は、植物が成長過程において大気中のCO2を吸収するので、廃棄時にもカーボンニュートラルに近づくと言えます。一方で、生産時には、CO2が発生するので、再生可能エネルギーを用いた生産体制を整えるなどの努力も必要です。

必要となる製品強度、コストなどの面で、石油由来の化学製品と比較して課題が残るものの、できるだけ、石油由来の化学製品を植物、天然バイオマス由来の化学製品に置き換えていく、というコンセプトに戻づいて、研究開発しています。
最近は、"No more Petroleum, No more Fossil Fuel"というコンセプトとも表現しています。

このRSC Sustainabilityという科学論文誌は、SDGs課題解決に向けての具体的な化学技術を掲載する、英国王立化学会が最近新しく出版した論文誌であり、特に、SDGsの17個ある目標のうちの12番目の目標である、つくる責任、つかう責任 (Responsible Consumption and Production:持続可能な生産消費形態を確保する)の解決に向けての科学技術を掲載する論文集です(12番目の目標だけには限らない)。

GSアライアンス株式会社としては、今後は、投資を募り、石油由来の化学製品を、全て植物、天然バイオマス由来の化学製品に置き換える本事業を、国内外に加速していく予定です。


■会社概要
商号 : GSアライアンス株式会社(冨士色素株式会社グループ)
代表者 : 代表取締役 森 良平博士(工学)
本社所在地: 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11
事業内容 : カーボンニュートラル、脱炭素、SDGs課題に取り組む環境、
エネルギー分野の最先端技術の研究開発
(国連のスタートアップ企業支援プログラムUNOPS GIC KOBEに2020年に採択)
URL : https://www.gsalliance.co.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

マクロン氏、武力による海峡開放「非現実的」 イラン

ワールド

トランプ氏、ボンディ司法長官を解任=政権高官

ビジネス

FRB、不確実な経済に対応可能 中東戦争で見通し困

ワールド

トランプ氏、イランに合意再要求「手遅れになる前に」
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 2
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受給年齢」
  • 3
    破産申請の理由の4割以上が「関税コスト」...トランプ関税が米国民に与える「破産」の苦しみ
  • 4
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 5
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 6
    先進国が出生数の減少を嘆く必要はない? 「経済的…
  • 7
    日本の男女の賃金格差は世界でも突出して大きい
  • 8
    「一般市民に敵意なし」...イラン大統領が米国民宛て…
  • 9
    自国の国旗損壊を罪に問うことの深刻さを考える
  • 10
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 8
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 9
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 10
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中