プレスリリース

「緑内障の早期発見に寄与できるスマートフォン用のゲームアプリ」特許取得のお知らせ

2022年08月03日(水)15時00分
【発表のポイント】
東北大学大学院医学系研究科と仙台放送は、日本人の中途失明原因第1位の緑内障を早期発見する目的で、スマートフォンを用いて、短時間かつゲーム感覚で視野の状態を確認することができる新しいアプリケーション(METEOR BLASTER)を共同で開発いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/319663/LL_img_319663_1.jpg
METEOR BLASTER

【概要】
国立大学法人東北大学大学院医学系研究科神経・感覚器病態学講座眼科学分野(仙台市青葉区星陵町1-1、中澤 徹教授)と株式会社仙台放送(仙台市青葉区上杉5-8-33、代表取締役社長:稲木 甲二)は、このほど「緑内障の早期発見に寄与できるスマートフォン用のゲームアプリ(METEOR BLASTER)」を共同開発し、日本における特許を取得いたしましたのでお知らせいたします。
このゲームアプリは、「宇宙空間を舞台としたシューティング系ゲーム」で、画面中央の隕石を破壊する等の簡単な操作に約5分間取り組むだけで、利用者の「視野」を簡易判定できるもので、これまで難しいとされてきた緑内障の早期発見にも寄与するものです。


【特許権の概要】
登録番号 :第7103744号
出願日 :2022年4月1日
登録日 :2022年7月11日
特許権者 :株式会社仙台放送 国立大学法人東北大学
発明者 :中澤 徹、倉内 宏、太田 茂、梅森 辰一郎、中井田 僚子
発明の名称:視野評価用情報処理システム、視野評価用情報処理方法、
視野評価用情報コンピュータプログラムおよび情報処理装置

現在、日本人の中途失明原因の第1位は緑内障です。緑内障の初期には殆どの患者に自覚症状がなく、視野異常を感じて病院を受診する頃には、病状が進行してしまっていることが多いという課題があります。この度、特許が付与された発明は、画面中央部を注視している際に画面外周部に表示されたオブジェクトへのユーザーの反応を評価することで、従来よりも容易かつ正確に視野に関する評価情報を得ることを可能とし、上記課題を解決するものとなっています。


【トレーニングについて】
「緑内障の早期発見に寄与できるゲームアプリ(METEOR BLASTER)」は、宇宙空間を舞台に、画面中心に登場する隕石をレーザ砲で破壊しながら、宇宙空間のあちこちに登場する星(=白い光)を捉えるシューティング系のゲームで、片目ずつ計5分間取り組むだけで、ユーザーの視野の状態を簡易判定するものです。
今後は「eスポーツによる目の健康促進」という観点から、更なる機能拡張を図るとともに、様々な業界・団体・企業等と連携しながら社会実装を進めてまいります。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/319663/LL_img_319663_2.jpg
ルール説明
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/319663/LL_img_319663_4.jpg
総合結果

【アプリの無料体験会(みやぎ食と健康の未来フェア)】
日時: 2022年8月6日(土)午前10時30分~午後4時30分
会場: ホテルメトロポリタン仙台 4F 千代の間(入場無料・予約不要)
URL : https://www.ox-tv.jp/sys_event/p/details.aspx?evno=717


【共同発明者】
東北大学医学部眼科学教室 教授 中澤 徹


【問い合わせ先】(事業に関すること)
株式会社仙台放送 ニュービジネス開発局
担当 : 太田 茂
E-mail: drive@ox-tv.co.jp

(プレス対応)
株式会社仙台放送 総務部
担当:大山、林
電話:022-267-1212


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は続伸、円安が支え 指数の方向感は乏しい

ビジネス

イオンが決算発表を31日に延期、イオンFSのベトナ

ワールド

タイ経済、下半期に減速へ 米関税で輸出に打撃=中銀

ビジネス

午後3時のドルは147円付近に上昇、2週間ぶり高値
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...APB「乗っ取り」騒動、日本に欠けていたものは?
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、「強いドルは終わった」
  • 4
    「ヒラリーに似すぎ」なトランプ像...ディズニー・ワ…
  • 5
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 6
    犯罪者に狙われる家の「共通点」とは? 広域強盗事…
  • 7
    自由都市・香港から抗議の声が消えた...入港した中国…
  • 8
    人種から体型、言語まで...実は『ハリー・ポッター』…
  • 9
    名古屋が中国からのフェンタニル密輸の中継拠点に?…
  • 10
    「けしからん」の応酬が参政党躍進の主因に? 既成…
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 3
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸せ映像に「それどころじゃない光景」が映り込んでしまう
  • 4
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 5
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 6
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 7
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 8
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、…
  • 9
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 10
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 7
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 8
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中