コラム

露わになった「トランプ版モンロー主義」の衝撃...世界経済への影響はどこまで大きいのか?

2026年01月08日(木)17時53分

トランプが生む地政学的な変化が経済に及ぼす影響

これは、あくまでも地政学的戦略だが、歴史を振り返るまでもなく、地政学的変化は確実に経済にも影響を及ぼす。経済活動というのは共通の通貨や商習慣、技術仕様が存在することで成り立っているが、複数覇権が存在する状態では、異なるパラダイム間の取引に余分なコストがかかるため、経済圏も分断化していく。

アメリカはエネルギーと食糧を完全自給できる国であり、孤立しても何も困らない。だが、全てをアメリカに依存する日本にとって、同国の戦略転換がもたらす影響は大きい。経済と政治は別という甘い考えはもはや通用しなくなりつつある。


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プロフィール

加谷珪一

経済評論家。東北大学工学部卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当する。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は金融、経済、ビジネスなどの分野で執筆活動を行うほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。『お金持ちの教科書』(CCCメディアハウス)、『スタグフレーション』(祥伝社新書)、『本気で考えよう! 自分、家族、そして日本の将来』 (幻冬舎新書)など著書多数。

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