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英国アカデミー賞でリベラル派真っ青のある事件が
BAFTA(英国アカデミー賞)授賞式に出席したジョン・デビッドソン(右端) JAMES WARREN―REUTERS
<舞台に上がった黒人俳優にとんでもない差別語を叫んだのは...>
米アカデミー賞より一足先の2月にBAFTA(英国アカデミー賞)が行われたが、ある批評家は今年のBAFTA授賞式を「リベラル姿勢に対するやりすぎ風刺劇」にたとえた。
そこで何が起きたのかは、番組を見た人に限らずイギリス人の多くが知るところとなった。黒人俳優2人が舞台に上がっていた時に、会場にいた1人の人物がとんでもなく差別的な言葉を叫んだのだ。
さらにひどいことに、BBCはその瞬間をカットせずに放送してしまった。まさに放送事故だ。
しかしここにもうひとひねりある。その差別語は故意ではなく、トゥレット症候群の患者が不随意で発話したものだった。トゥレット症候群の人々の多くは、コプロラリア(汚言症)も患っている場合が多く、卑猥な言葉やタブーな発言が衝動的に口をついて出てしまう。
今回の「加害者」となってしまったのは、僕が以前にブログで書いたこともあるジョン・デビッドソンという人物だ。彼がこの会場にいたのは、彼自身を題材にした映画がノミネートされていたからで、その映画の題名はまさにピッタリなことに『I Swear』。swearは「罵る」と「誓う」の二重の意味を持つ。
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