米、キューバの民間セクター向け燃料輸出を拡大
3月25日、米国の供給業者が今年これまでにキューバの民間セクター向けに約3万バレルの燃料を出荷したことが、ロイターが確認した書類や船舶輸送データで明らかになった。写真は、マタンサス・ターミナル付近に停泊するキューバ船籍のタンカー「パストリタ」。キューバで1月撮影(2026年 ロイター/Norlys Perez)
Dave Sherwood Marianna Parraga
[ハバナ/ヒューストン 25日 ロイター] - 米国の供給業者が今年これまでにキューバの民間セクター向けに約3万バレルの燃料を出荷したことが、ロイターが確認した書類や船舶輸送データで明らかになった。キューバの国営企業よりも有利になるよう民間企業を支援するトランプ政権の方針がうかがえる。
米国は1月以降、キューバが石油を輸入できないよう封じ込めて同国政府に圧力をかけてきた。だがキューバの民間セクターは例外とした。
ルビオ米国務長官はこうした燃料輸出について、キューバの政府関係機関や軍関係機関ではなく、民間セクターと個人を支援するトランプ政権の広範な方針に沿ったものだと説明した。
2月上旬以降にキューバの民間セクターによって輸入された燃料は約3万バレルで、同国が必要とする量の端数にとどまる。だが輸入量は週ごとに増えており、ルビオ氏の計画が進展していることを示唆している。
キューバの企業関係者3人によると、燃料輸出が始まった2月上旬以降、当初は封鎖によって麻痺していた民間セクターの企業に燃料が行き渡り始めた。
ロイターが確認した書類や関係者の話では、燃料を輸入している企業には、民間のパン製造会社、都市部の小規模な市場に商品を提供する卸売業者、「スーパーマーケット23」のようなオンライン小売業者が含まれる。
スーパーマーケット23は2月、燃料不足のため受注を停止すると顧客に伝えた。だが同社はそれ以降、燃料を輸入してサービスの提供を再開できたという。
燃料の輸入には、約2万1600リットルの燃料をコンテナ船で安全に運搬するISOタンクが主に使われている。書類によると、こうした約200個のISOタンクがキューバに運ばれた。輸入品の大部分はディーゼル燃料で、ガソリンを積載したタンクは全体の1%にとどまる。大半は米国から輸出されたものだった。
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