中銀の金購入拡大へ、地政学リスクでヘッジ需要高まる=WGC
ゴールドバー。カイロで3月9日撮影。REUTERS/Mohamed Abd El Ghany
[キャンベラ 24日 ロイター] - 脱ドル化や地政学リスクに対するヘッジとしての金の役割を背景に、これまで市場から遠ざかっていた中央銀行が今年、金の購入に動くとの見方が強まっている。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の幹部が24日、明らかにした。
WGCの中銀部門グローバルヘッド、シャオカイ・ファン氏によると、この数カ月でグアテマラ、インドネシア、マレーシアの中銀が金を購入した。長期の休止を経た購入か初めての購入だという。
ファン氏は、新たな中銀や長く市場を離れていた中銀が数カ月前から金市場に参入していると指摘し、「この流れは2026年も続く可能性がある」との見方を示した。
金価格は今月、1000ドル超急落し、直近では1トロイオンス=4340ドル付近で取引されている。ファン氏はロイターに、マージンコール(追証の差し入れ)に伴う売りがこの下落の一因である可能性があると述べた。
昨年10月の下落局面では中銀が金を買い増したが、今月の急落時に同様の動きが起きたかどうかを判断するのは時期尚早だと語った。
金価格の上昇は新規購入を抑制するだけでなく、外貨準備に占める既存の金の比率が高まるため、中銀の金需要は減少する可能性があると指摘した。





