ニュース速報
ワールド

レバノン地上戦、イスラエル民間人初の死者 自軍の誤射

2026年03月23日(月)21時23分

イスラエル軍車両、レバノンとの国境付近で21日撮影 REUTERS/Tyrone Siu

[エル‌サレム 23日 ロイター] - イスラエ‌ル軍は23日、レバノン国境近くで​イスラエル人農家の男性が死亡したことについて、自⁠軍による砲撃の誤​射が原因だったと発表した。対イラン戦争と並行して続くレバノン国境での戦闘で、イスラエル側の民間人に死者が出たのは初めて。

亡くなったの⁠はレバノン国境近くのミスガブ・アム在住のアボカド農家の男性、オフ⁠ェル・モ​スコビッツさん(60)。先週ロイターの取材に応じた際、国境付近での戦闘に不安を漏らしていた。

軍の北部方面軍司令官、ラフィ・ミロ少将は声明で「モスコビッツ氏は、彼らを守ることを目的とした作戦⁠中に、自軍の放った火器によっ‌て死亡した」と述べた。軍は22日にこの件を最初に⁠報告⁠した際、レバノン側からの越境攻撃によるものとしていた。

イスラエルは、イランの支援を受ける民兵組織ヒズボラを掃討するため、レバノンへの大規模な‌地上侵攻と空爆を開始している。ヒ​ズボ‌ラは、米国・イス⁠ラエルによる​対イラン攻撃開始の2日後、イランへの支持を表明してイスラエルへの攻撃を開始した。

レバノン当局によると、同国内ではこれまでに1000人以上が死亡し、100万人以上が自宅を追われた。‌イスラエル側ではモスコビッツ氏が民間人初の死者となる。軍の発表では、こ​れまでにイスラエル兵2人⁠が戦闘で死亡している。

モスコビッツさんは先週、ロイターに対し「5分おきに爆弾の音が聞こえる」と語って​いた。軍の声明によれば、部隊はレバノン南部で活動する兵士を支援するために発砲したが、「重大な問題と運用上の誤り」が発生したという。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イランと「力強い協議」実施 「主要な合

ビジネス

年内利下げの見方維持、イラン紛争早期解決なら=米シ

ワールド

トランプ氏、イランのインフラ攻撃5日間延期 トルコ

ワールド

レバノン地上戦、イスラエル民間人初の死者 自軍の誤
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 3
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記者に、イスラエル機がミサイル発射(レバノン)
  • 4
    「胸元を強調しすぎ...」 米セレブ、「目のやり場に…
  • 5
    スウェーデン次期女王ヴィクトリア皇太子、陸軍訓練…
  • 6
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 7
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 8
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 9
    「筋力の正体」は筋肉ではない...ストロングマンが語…
  • 10
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 9
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 10
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中