中東からの原油輸出、ホルムズ海峡封鎖で最低でも日量60%減少
写真はイランとホルムズ海峡を示す地図のイメージ。2025年6月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
Ahmad Ghaddar Alex Lawler
[ロンドン 16日 ロイター] - サウジアラビアなどの主要産油国がある中東のペルシャ湾岸地域からの原油輸出が、3月15日までの1週間に2月と比べて最低でも日量60%減ったことが、海運のデータとロイターの試算で分かった。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けた紛争で供給が混乱し、原油の減産が起きているのが要因だ。
通常なら世界の石油供給量の約5分の1を輸送するホルムズ海峡が事実上封鎖されたことで原油輸出国が出荷できなくなり、油田での生産停止などの動きが出ている。原油価格は約4年ぶりの高値に急騰し、一部の燃料価格は過去最高値を更新した。
Kpler(ケプラー)のデータによると、サウジアラビアとクウェート、イラン、イラク、オマーン、カタール、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)の8カ国からの原油、コンデンセート、精製燃料の日量輸出量は、3月15日までの1週間の平均が971万バレルとなり、2月の2513万バレルから61%減った。
一方、ボルテクサのデータによると、先週の8カ国からの原油輸出量は日量750万バレルと、2月の日量2610万バレルから71%減少した。
Kplerによると、紛争前にはこれら8カ国の原油輸出量は、世界の海上石油輸出量(日量7043万バレル)の36%を占めていた。
UAEのフジャイラ港はこの数日間にドローン(無人機)攻撃を受け、原油の積み出しに支障が出ている。





