米予測市場運営企業に集団訴訟、ハメネイ師「退任」的中でも未払い
Jasper Ward
[ワシントン 6日 ロイター] - イランの最高指導者だったハメネイ師の殺害を巡り、予測市場運営企業カルシが集団訴訟を起こされた。ハメネイ師が3月1日よりも前に「退任する」ことに賭けたトレーダーが5日、予測成立にもかかわらず支払われなかった5400万ドルの請求を申し立てた。
争点となったのは予測成立の条件に対象者の死亡を含まないとする「死亡除外条項」で、原告側によるとカルシは本来の支払い義務を回避するため、ハメネイ師殺害後になってこの条項を持ち出してきたという。
原告らは訴状で「米海軍部隊がイランの目の前に展開し、軍事衝突が予見可能どころか広く予期されていた状況で、独裁的指導者(ハメネイ師)が『退任』する際に最も可能性が高く、多くの場合ほぼ唯一の現実的なメカニズムは死によるものだと理解していたし、被告(カルシ)もこれは分かっていた」と指摘。「ハメネイ師の退任」には死を含むことは明らかで、カルシの行為は「欺瞞的」かつ「略奪的」だと非難した。
これに対してカルシの広報担当者は、同社のルールは当初から一切変更されておらず「人々が死の結果に基づいて取引できないように、あらゆる予防措置を講じていた」以上、そうした方針は明確だったと反論。今回の取引で誰も損失を出さないために、同社は全ての手数料と純損失の合計数百万ドル規模を自腹で補てんしたと付け加えた。





