米一部空港で保安検査3時間待ち、予算失効で欠勤増 春休み需要で状況悪化
米バージニア州のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港の運輸保安局のゲート。2026年2月撮影。REUTERS/Annabelle Gordon
David Shepardson David Gaffen
[ワシントン/ニューオーリンズ 8日 ロイター] - 米国土安全保障省のつなぎ予算失効の影響で、国内の空港で保安検査に支障がでている。保安職員の欠勤増加に春休みの旅客増加が重なり、8日は保安検査の待ち時間が3時間に及ぶ空港も出ている。
テキサス州ヒューストンのウィリアム・P・ホビー空港は、8日午後6時(日本時間9日午前8時) 時点で保安検査の平均待ち時間が3時間だった。
ルイジアナ州のルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港は、「保安検査場の人員不足」を理由に、搭乗客に、出発予定時刻の少なくとも3時間前に空港に到着するよう呼びかけ、今週、遅延が続く可能性があると警告した。
2026会計年度(25年10月─26年9月)連邦政府予算案の大部分は2月初めに成立したが、移民政策で民主党が反発する国土安全保障省の予算は2週間のつなぎ予算で合意となった。つなぎ予算は2月13日に失効し、以来、約5万人の保安検査官が無給で勤務する事態となった。
国土安全保障省は「主要空港で保安検査の待ち時間が最大3時間近くにも及び、フライトの乗り遅れや大規模な遅延が発生している」と述べた。
運輸保安局(TSA)によると、ヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港、ノースカロライナ州のシャーロット・ダグラス国際空港、ジョージア州のハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で保安検査に時間がかかっている。
航空会社の業界団体「エアラインズ・フォー・アメリカ」は8日、保安検査の混雑がフライト遅延や搭乗者の乗り遅れを引き起こしていると指摘した。「議会と行政は緊急に合意に達し、国土安全保障省の再開と政府閉鎖の終結を図らねばならない。米国の運輸保安要員は政治的駆け引きの材料にされるには重要すぎる」と述べた。





