金価格が2%近く下落、ドル高・米利下げ期待後退で
Noel John
[9日 ロイター] - 9日アジア時間の金現物価格は約2%下落している。ドル高が金相場の重しとなったほか、エネルギーコスト上昇を受けてインフレ懸念が高まり、近い将来の利下げ見通しが一段と後退した。
0233GMT(日本時間午前11時33分)時点で、金現物は1.7%安の1オンス=5082.51ドル。米金先物4月限は1.4%安の5099.40ドル。
ドルが3カ月超ぶりの高値に上昇し、他の通貨保有者にとって金の割高感が増した。
原油価格は20%超急騰し、1バレル=110ドル台を付けた。米・イスラエルとイランの戦争拡大を受け、中東主要産油国が供給削減に動いたことが背景。
KCMトレードのチーフ市場アナリスト、ティム・ウォータラー氏は「市場の混乱にもかかわらず、金価格は後退している。原油価格が100ドル台になったことを受けインフレ懸念からドルが押し上げられ、利下げ期待が後退しているためだ」と述べた。
また、「過去12カ月間の金価格上昇の大部分は、米金利のハト派的な見通しに基づいていた。しかし、原油価格が100ドルに達したことでインフレリスクが生じ、利下げはもはや確実ではなくなり、金はそれに応じて価格を調整した」と指摘した。





