原油価格「より一層上昇傾向」、経済への影響はコメント控える=官房長官
木原官房長官。2025年10月撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
Shinichi Uchida
[東京 9日 ロイター] - 木原稔官房長官は9日午前の記者会見で、1バレル=100ドルを超えた原油先物価格に関し、すでに高水準にあった原油価格が中東情勢を受けて「より一層上昇傾向」にあるとの認識を示した。原油価格や需給は さまざまな要因を踏まえ市場で決まるとし、今後の日本経済に与える影響について現時点で予断をもってコメントするのは控えると語った。
石油備蓄放出の検討状況については「国家備蓄石油の放出を決定した事実はない」と述べた上で、政府内の検討状況を逐一回答することは控えるとした。状況を注視しつつ、エネルギーの安定供給の確保に万全を期していくと話した。
1月の毎月勤労統計で実質賃金は前年比1.4%増となり、13カ月ぶりにプラスに転じた。木原氏は実質賃金プラスの要因について、所定内給与の着実な増加や消費者物価の伸びが和らいだことなどが寄与したと説明。ただ、あくまで速報であり、これのみで全体の動向を判断することは慎重でなければならないとし、今後の確報や物価動向、雇用・所得環境全体を総合的に注視していく必要があるとした。





