ドイツ緑の党、州議会選で首相率いるCDUに勝利へ
ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州議会選が8日に投開票され、出口調査によると、国政野党である緑の党がメルツ首相率いる保守与党キリスト教民主同盟(CDU)を僅差でリードした。写真は投票所で8日撮影(2026年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
James Mackenzie
[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州議会選が8日に投開票され、出口調査によると、国政野党である緑の党がメルツ首相率いる保守与党キリスト教民主同盟(CDU)を僅差でリードした。両党による長年の連立政権が継続される見通しとなった。
勢力をここ数年拡大している右派ポピュリズム政党である「ドイツのための選択肢(AfD)」は第3党となり、旧東ドイツ地域の地盤以外でもドイツの主要野党としての地位を固めた。
緑の党は当初はCDUに後れを取っていたが投開票日が近づくにつれて追い上げた。中道派の元農相で州首相候補として立候補したチェム・オズデミル氏がCDUの37歳のライバルであるマヌエル・ハーゲル氏よりも知名度が高かったのが有利に働いた。
公共放送ARDの予測によると、緑の党が30.4%で首位、CDUが29.7%、AfDが18.6%となっている。社会民主党(SPD)は5.6%にとどまり、議会に議席を確保する最低ラインを辛うじて上回ったものの、壊滅的な結果となった。
バーデン・ビュルテンベルク州は過去10年間、緑の党とCDUが連立を組んでいる。
しかし、CDUは第1党となって州首相の座を得たいと願っており、今回の選挙結果によって、メルツ政権が公約した改革の遅れに対する党内の不満がさらに募る可能性が高い。





