中国広東省、AI導入推進を表明 政府の「AI+」戦略受け
中国南部の製造業・ハイテク産業の拠点である広東省の当局者と企業幹部は6日、2兆ドル規模の同省経済の全体にわたって人工知能(AI)の導入を推進すると表明した。写真は中国・広東省深センのテンセント本社ビルなどオフィスビル群。2025年9月撮影(2026年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 6日 ロイター] - 中国南部の製造業・ハイテク産業の拠点である広東省の当局者と企業幹部は6日、2兆ドル規模の同省経済の全体にわたって人工知能(AI)の導入を推進すると表明した。前日に政府が5カ年計画に盛り込んだ、AIの活用を促進する「AI+」戦略に関する会合で語った。
広東省の域内総生産(GDP)は昨年、約14兆6000億元(2兆1000億ドル)となり、中国の省としては30年以上にわたり首位を維持。オーストラリアなどの国を上回る。
広東省の孟凡利省長は、同省は全てのセクターで「AI+」戦略の適用を深めるとともに、AIの大規模な商用化を後押しすると述べた。
同省の共産党委員会書記、黄坤明氏は、同省は大規模なコンピューティングクラスターを含む新たなインフラの建設を加速すると表明した。
深セン市の覃偉中市長は、AIやロボット、半導体といった付加価値の高いセクターは昨年、2桁の成長を遂げたと指摘。戦略的新興産業が同市のGDPの43%を占めたと付け加えた。同市には通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)、ソーシャルメディア・ゲーム大手の騰訊控股(テンセント)、ドローン大手DJIといった大手ハイテク企業が本拠を構えている。
覃氏は、半導体製造機器、コンピューティングクラスター、EDAソフトウエアを国内で賄う取り組みを加速していると説明した。これらの分野で中国は米国に後れを取っており、米国の厳格な管理に直面している。
同氏はまた、自立型AIのハードウエアとソフトウエアのエコシステムを構築するとともに、AIやスマートカーといった分野で中国主導の基準を拡大させるには、より強い中央からの支援が必要だと訴えた。
省当局者は、広東省は省都の広州市をAIやドローンなど先端製造業を発展させる方向に誘導すると話した。
自動車大手広州汽車集団(GAC)の馮興亜会長は、同社は自動運転システムにおけるAIモデルの活用を深めると語った。





