スイスGDP、第4四半期は前期比+0.2% プラス成長回復
[チューリヒ 27日 ロイター] - スイス政府が27日発表した2025年第4・四半期の国内総生産(GDP、スポーツイベント調整済み)改定値は前期比0.2%増だった。
米国の高関税によるショックから回復し、プラス成長に転じた。今月発表された速報値から変更はなかった。
輸出主導のスイス経済は昨年8月、トランプ米大統領がスイスからの輸入品に対し39%の関税を課したことで大きな衝撃を受けた。この措置により、主要市場の1つである米国向けの時計や機械の輸出が低迷し、第3・四半期のGDPは0.4%減(改定値)と落ち込んでいた。
しかし、11月中旬に関税率を15%に引き下げる枠組み合意が成立したことを背景に、第4・四半期は回復に転じた。
成長の主なけん引役は堅調な内需で、個人消費や企業・公共部門による投資が全体を押し上げた。
統計をまとめたスイス連邦経済事務局(SECO)は「年末にかけて経済全体が安定した。内需が経済活動を支えた一方、対外貿易は輸出の伸びが平均を下回り、輸入が大幅に増加したため、GDP成長の抑制要因となった」と分析している。
SECOによると、25年通年のGDP(スポーツイベント調整済み)は前年比1.4%増(速報値)となり、24年の1.2%増から加速した。
通年の数字を押し上げたのは、関税導入前に米国への出荷を急いだ第1・四半期の好調な生産に加え、低失業率と賃金上昇に支えられた力強い国内需要だった。





