ペルー議会、また大統領罷免 就任4カ月
写真はヘリ大統領。2026年1月、ペルーのリマで撮影。REUTERS/Gerardo Marin
Alexander Villegas Sarah Morland
[17日 ロイター] - ペルーの国会は17日、中国実業家との会合を巡るスキャンダルで、ヘリ大統領の罷免を決定した。国会は昨年10月にボルアルテ前大統領を罷免した。後継のヘリ氏も就任わずか4カ月で罷免された。これで3代大統領が罷免されたことになり、政治の不安定が続く。
票決は罷免賛成が75、反対24人、棄権3だった。大統領の罷免は3分の2の賛成が必要だが、ヘリ氏は暫定大統領だったため、単純過半数で罷免が決定した。ヘリ氏は採決結果を尊重すると述べた。議会は今後、大統領職を兼任する国会議長を選出する。
今回の問題は、ヘリ氏が、店舗やエネルギー事業の権益を有する中国系実業家との会合が発覚したことが発端。会合は公表されていなかった。
相次ぐ大統領罷免は、政府が犯罪や汚職といった有権者の懸念に対処できず、議会は不人気な指導者を解任することで支持を得ようとする実態を浮き彫りにする。結局、問題解決の時間や権限が乏しい短命政権の循環に陥っている。
4月12日の大統領選挙、議会選挙を前に、政党間のつばぜり合いが予想され、政治の迷走が予想される。
米ワシントンのシンクタンク、インター・アメリカン・ダイアログ(IAG)のマイケル・シフター代表は、ヘリ大統領の罷免について「選挙戦略だけが見て取れる。多くの議員がヘリ氏支持が選挙に不利と判断し、行動せざるを得なかった」と指摘した。





