ニュース速報
ワールド

米国は「変わった」、欧州の価値観と相いれず=フィンランド大統領

2026年02月05日(木)11時42分

 フィンランドのストゥブ大統領は4日、欧州とフィンランドは、米国が変化しつつあり、その外交政策の背後にある米政権の思想は「われわれの価値観と相容れない」ことを認識する必要があると述べた。写真は先月、ダボスで撮影(2026年 ロイター/Denis Balibouse)

[‍ヘルシンキ 4日 ロ‌イター] - フィンランドのストゥブ大統領は4日、欧州とフィンランドは、‌米国が変化し​つつあり、その外交政策の背後にある米政権の思想は「われわれの価値観と相容れない」ことを認識する必要があると述べ‌た。

フィンランドを含む欧州の北大西洋条約機構(NATO)加盟国は、トランプ米大統領が1月にデンマーク領グリーンランドを巡り欧州の同盟国との緊張を高めたことを受け、外交政策戦略の見直しを進めている。

ストゥブ氏は議会で、フィンラン​ドは国際情勢の変化を反映⁠し、外交・安全保障政策方針を改訂する‍と演説。なお「米国は重要な同盟国」としつつも、「米国が変化しつつあることを率直に認めなければならない。同盟国へのアプローチと‍外交政策の進め方も変化している‍」と‌述べた。

ストゥブ氏はロシア‍のウクライナ侵攻を受け、ロシアの隣国である自国の安全保障を強化するため、トランプ氏との緊密な関係維持に努めてきた。

「現米政権の外交⁠政策は、われわれの価値観と相いれない思想に基づいている」と述⁠べた上で、米国が既‍存の国際秩序を損ない、国際機関の枠を超えて活動し、欧州の重要性を軽視している​ことを例示した。

ただ、外交・安全保障政策見直しの日程は明らかにせず、政府との作業はまだ始まったばかりだと述べた。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

台湾TSMC、3ナノ最先端半導体を熊本で生産 会長

ワールド

米国の対韓関税引き上げ不要、協定履行に努力=韓国交

ビジネス

午前のドルは156円後半、2週間ぶり高値圏 衆院選

ワールド

独首相、サウジなど湾岸3カ国歴訪開始 エネ・武器提
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流していた? 首相の辞任にも関与していた可能性も
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中