インドが欧州高級車の関税率30%に引き下げ、FTA合意受け
写真は独BMW傘下の小型車ブランド「ミニ」のロゴ。1月8日、ムンバイで撮影。REUTERS/Francis Mascarenhas
Shivangi Acharya Aditi Shah
[ニューデリー 28日 ロイター] - インドは27日に欧州連合(EU)と合意した自由貿易協定(FTA)に基づき、欧州製高級自動車の関税率を現行の最大110%から30%へ即時に引き下げる。政府高官が明らかにした。
BMWやメルセデス・ベンツなど欧州の高級自動車メーカーにとってインド市場が本格的に開放されることになる。
インドは米国、中国に次ぐ世界第3位の自動車市場だが、国内自動車産業への保護が世界で最も手厚く、輸入車には70-110%の関税が適用されてきた。
今回のFTAでインドは価格が1万5000ユーロ(1万7963ドル)を超える輸入車に対する関税率を段階的に10%まで引き下げることに同意した。
こうした中でインド政府高官の1人は、同国は年間10万台の従来型エンジン車の輸入関税を即時引き下げることに合意し、輸入台数は3つの価格帯に分けられると述べた。
輸入価格が1万5000-3万5000ユーロの欧州車は関税が35%になり、年間輸入台数の上限は3万4000台に設定される。3万5000-5万ユーロと5万ユーロ超の欧州車はいずれも関税率が30%で、輸入台数上限は3万3000台になるという。
この高官によると、2つの高い価格帯の関税率引き下げが最大で、全価格帯の輸入上限は10年間で16万台に引き上げられる。
インドで2025年に販売された乗用車は440万台。そのうち高級車は1%未満にとどまる。
複数の業界関係者は、関税引き下げがすぐ販売価格低下につながる公算は乏しいと予想しつつも、高級車の市場流入余地が広がるとの見方を示した。
一方、同高官は、欧州製電気自動車(EV)計2万台に対しても輸入関税を30-35%に引き下げる方針だが、FTA発効から5年後に適用されると述べた。
関税引き下げは、タタ・モーターズやマヒンドラ.などの国内メーカーを保護するため、価格が2万ユーロ以上のEVに限定される。
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