ニュース速報
ワールド

安保理がイラン情勢で緊急会合、米「虐殺停止へあらゆる選択肢」

2026年01月16日(金)08時44分

米国のウォルツ国連大使。1月15日、ニューヨークの国連本部で撮影。REUTERS/Eduardo Munoz

Michelle ‍Nichols

[国連 15日 ロイター‌] - 国連安全保障理事会は15日、反政府デモが続くイラン情勢を巡り緊急会合を開き、‌米国のウォルツ​国連大使は トランプ米大統領は虐殺を止めるためにあらゆる選択肢を検討していると述べた。

トランプ氏はこれまで、反政府デモ隊を支援するために‌介入すると繰り返し警告している。デモでは数千人が殺害されたと伝えられている。ただ、14日にはデモ弾圧に伴う殺害は減少しつつあるとの見方を示し、様子見の姿勢を見せた。

ウォルツ大使は「トランプ大統領は行動の人で、国連のように終わりのない話をする人ではない。虐殺を​止めるためにあらゆる選択肢がテ⁠ーブルの上にあることを明確にしている」と語っ‍た。

また、イランが抗議デモについて軍事行動につなげたい外国の陰謀だと主張しているとし、政権がかつてないほど弱体化しているために、こうしたうそをつ‍いていると発言した。

これに対し、イラ‍ンの‌ダルジ国連次席大使は、イランは事‍態のエスカレーションや対立を望んでいないとし、ウォルツ氏が「イランの騒乱を暴力に導くことへの米国の直接的な関与を隠すために、うそや事実の歪曲、意図的な誤⁠報キャンペーンに頼っている」と非難。「いかなる侵略行為にも、断固たる、相⁠応の、合法的な対応が取ら‍れる」と語った。

ロシアのネベンジャ国連大使は、米国が会合を要請したのは「主権国家の内政に​対する露骨な侵略と干渉」を正当化するためで、「好ましくない政権の転覆を狙った攻撃という米国が好む方法で解決する」ための脅しだと非難した。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

衆院選きょう投開票、自民が終盤まで優勢 無党派層で

ワールド

イスラエル首相、トランプ氏と11日会談 イラン巡り

ビジネス

EXCLUSIVE-米FRB、年内1─2回の利下げ

ワールド

北朝鮮、2月下旬に党大会開催 5年に1度の重要会議
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 3
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本版独占試写会 60名様ご招待
  • 4
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 5
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 6
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 7
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 8
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 9
    日経平均5万4000円台でも東京ディズニー株は低迷...…
  • 10
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中