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フィッチ、NATO欧州加盟国の格下げを警告 米と決裂なら

2026年01月16日(金)03時23分

写真はフィッチ・レーティングスのロゴ。英ロンドンで2016年3月撮影。REUTERS/Reinhard Krause

Marc Jones

[ロン‍ドン 15日 ロイター] - デンマーク‌領グリーンランドを巡る米国との緊張を背景に、北大西洋条約機構(NATO)が分裂した場合、欧州‌加盟国の信用格付けは​次々と1段階引き下げられる可能性がある──格付け会社フィッチ・レーティングスのソブリン格付け責任者のジェームズ・ロングスドン氏が15日、ロイターとのインタビュー‌でこうした見方を示した。

フィッチは既に、イスラエルや台湾、韓国といった地政学的緊張リスクが高い国・地域について、格付けを1段階引き下げる「調整」を適用しており、ロングスドン氏は、NATOが弱体化すれば、欧州でも同様のアプローチを検討する可能性があると指摘。「明らかに、それはわれわれが欧州のどの国につ​いても検討しなければならない⁠点のひとつであり、構造的に考える必要がある」と語‍った。

デンマークとグリーンランドの外相は14日、米国のバンス副大統領とルビオ国務長官とホワイトハウスで会談。デンマークのフレデリクセン首相は15日、トランプ大統領が米国にはグリ‍ーンランドが必要との考えを改めて示し‍たことを‌受け、米国との「根本的な意見の相‍違」が依然として残っているとロイターに語った。

ロングスドン氏は、フィッチは「まずこうした事態がどう展開するかを見極める必要がある」とし、いかなる格付け変更も慎重な評価が⁠必要であると指摘。ただ、ロシアとの地理的近接性が重要な要因になるとの見方も示⁠し、「ロシアから遠ければ‍遠いほど、格下げリスクの可能性は低くなる」と述べた。

同時にグリーンランドを巡る緊張がデンマークが有す​る「AAA(トリプルA)」の格付けに影響を与える可能性は低いと指摘。デンマークの債務水準の低さや、グリーンランドの経済的・財政的規模の小ささを理由に挙げた。

ロイター
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