ペルー中銀、26年成長率予想を3%に上方修正 27年も同水準
[リマ 19日 ロイター] - ペルー中央銀行は19日発表の最新インフレ報告で、2026年の経済成長率見通しを従来の2.9%から3.0%に小幅上方修正した。27年も3.0%と予想した。
26年の修正は、4月12日に予定される大統領選による影響を考慮したという。
中銀はまた、今年の見通しを従来の3.2%から3.3%に引き上げた。
今年のインフレ率は1.5%、来年は2.0%と予想した。中銀のインフレ目標は1─3%。
ペルーは2023年に政情不安、社会不安、悪天候により景気後退(リセッション)に陥った後、過去2年は回復傾向にある。中銀は先週、アナリストの予想通り政策金利を4.25%に据え置いた。
このほか、26年の財政赤字が国内総生産(GDP)比1.9%となり、今年予想される2.2%から減少するとの見通しを示した。27年の予想は、1.6%を維持した。
さらに、鉱物価格上昇と農水産物販売増を背景に、今年の貿易黒字予想を328億9000万ドル、26年を382億1000万ドルと、それぞれ過去最高水準に引き上げた。





