国際司法裁、ミャンマーのジェノサイド訴訟で1月審理へ
オランダのハーグにある国際司法裁判所。2024年12月撮影。REUTERS/Piroschka van de Wouw
Stephanie van den Berg
[ハーグ 19日 ロイター] - 国際司法裁判所(ICJ)は19日、ミャンマーがイスラム教徒少数民族ロヒンギャに対してジェノサイド(大量虐殺)を犯したとして西アフリカのガンビアが訴えた裁判の審理を来年1月12─29日に行うと発表した。
ジェノサイドを巡るICJの審理は10年余りぶり。南アフリカもパレスチナ自治区ガザ紛争を巡り、イスラエルをICJに提訴しており、今回の審理はこの裁判にも影響を与え得る先例となる見通しだ。
審理の最初の週には12日から15日にかけて、ガンビアが自国の主張を概説する。イスラム教徒が多数を占めるガンビアはイスラム協力機構の支援を受け、2019年にミャンマーを提訴した。
ジェノサイドを否定しているミャンマーは16日から20日まで自国の立場を表明できる。
ICJはまた、非公開の証人尋問に3日間を割り当てている。ICJが証人尋問を行うのは異例。





