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フィリピンCPI、11月は前年比1.5%上昇で伸び鈍化 予想下回る
2025年12月05日(金)15時12分
[マニラ 5日 ロイター] - フィリピン統計局が5日発表した11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比1.5%で、前月の1.7%から伸びが鈍化した。ロイターがまとめた予想は1.6%上昇だった。
食品価格が0.3%下落したことが要因で、中央銀行が11日の政策決定会合で柔軟な対応を取る余地が生まれた。
年初来の平均は1.6%となり、中銀の目標である2%─4%を下回った。
変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率も、10月の2.5%から2.4%に鈍化した。
中銀のレモロナ総裁は3日、今年の経済成長率が目標の5.5─6.5%を下回る4─5%に落ち着く見込みで、来週に追加利下げする可能性が高まったと述べた。
中銀はインフレ率発表後の声明で、「国内経済成長の見通しは弱まっている」と述べた。





