カナダ、気候変動規則を緩和 石油・ガス業界の排出上限撤廃
写真はカナダのカーニー首相。11月27日、カナダ・アルバータ州カルガリーで撮影。REUTERS/Todd Korol
Amanda Stephenson Promit Mukherjee
[カルガリー 27日 ロイター] - カナダのカーニー首相は27日、アルバータ州のスミス首相との間で、西海岸への新たな石油パイプラインの建設を奨励するとともに、エネルギー生産への投資を推進するため、気候変動対策の規則を一部緩和する取り決めに署名した。
この取り決めでは、連邦政府は石油・ガス業界に課す炭素排出量の上限を撤廃し、クリーンエネルギーに関する規則を撤回する。一方でアルバータ州は、排出される炭素に価格を設定する「カーボンプライシング」の取り組みを強化するとともに、炭素を回収・貯留するプロジェクトの支援を確約する。
この取り決めからは、カナダのエネルギー政策が化石燃料の開発を好ましいと考える方向に転換したことがうかがえる。石油業界は取り決めを歓迎する一方、環境団体や環境活動家は非難している。
カーニー氏は、トランプ米大統領の関税に起因する不確実性の局面をカナダ経済が乗り切る上でエネルギー業界に期待している。また同氏は石油輸出先の分散化を図っている。米国はカナダが輸出する石油の90%を輸入している。
カルガリーで開かれたエネルギー業界の会合でカーニー氏は、米国の関税とそれに伴う不確実性によりカナダ経済は500億ドル(国民1人当たり1300ドル)相当の打撃を受けたと指摘。経済成長を促進するとともに米国への依存度を低減できるプロジェクト構築の必要性を強調した。
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