ウクライナ、EUに凍結ロシア資産活用の融資承認を改めて要請
ウクライナのゼレンスキー大統領。11月17日、フランス・パリのエリゼ宮で代表撮影。REUTERS/Sarah Meyssonnier/Pool
Olena Harmash
[キーウ 27日 ロイター] - ウクライナ政府は27日、国際通貨基金(IMF)からの金融支援以外にも対外的な資金調達がなお必要不可欠だと表明し、欧州連合(EU)に対して凍結されているロシア資産を裏付けとする融資を承認してほしいと改めて要請した。
ウクライナとIMFは26日、4年間で82億ドル規模の新たな支援実行について実務者レベルで合意した。
しかしウクライナ財務省は声明で「譲歩的条件や助成金に近い形で、迅速かつ大規模な外部資金の確保が、引き続き必須になっている」と述べた。
またシビハ外相はEU諸国に向けて、ウクライナ向け1400億ユーロの融資を進めるために凍結ロシア資産の活用決定を認めるよう呼びかけた。
シビハ氏は記者団に、「賠償ローン」に関する前向きな結果をウクライナが得ることが大事であり、それは凍結されたロシア資産を実際に活用することになると説明。欧州の資金を通じて米国製武器をウクライナ向けに購入するプログラムの拡大も極めて重要だと付け加えた。





