ロシア南部にウクライナの大規模ドローン攻撃、3人死亡16人負傷

[モスクワ ２５日 ロイター] - ロシア当局によると、ウクライナがロシア南部に大規模な無人機（ドローン）攻撃を行い、３人が死亡、少なくとも１６人が負傷した。黒海沿岸のノボロシースクのほか、ロストフナドヌーやクラスノダールなどで住宅が被害を受けた。

ロシア国防省は、夜間にロシア領空でウクライナのドローン２４９機を撃墜したと発表した。

ロストフ州のスリュサル知事は、攻撃により塗装工場や倉庫、アパート４棟、住宅１２棟が被害を受け、少なくとも３人が死亡したと明らかにした。

メッセージアプリ「テレグラム」に投稿された動画には、ノボロシースクの大規模なアパート群にドローンとみられる飛翔体が直撃して爆発する様子が映っていた。

クラスノダール地方のコンドラチェフ知事は、これまでで同地方への最大級の攻撃だったと指摘した。ノボロシースクでアパート７棟が攻撃を受け、石油輸出ターミナルに隣接するトゥアプセでもアパート１棟が被害を受けたと述べた。

一方、ウクライナ政府高官によると、ロシア軍は２５日未明にキーウを攻撃し、少なくとも２棟の住宅で火災が発生し、１人が死亡した。