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イスラエル、第3四半期GDPは前期比12.4%増

2025年11月17日(月)09時25分

Steven Scheer

[エルサレム 16日 ロイター] - イスラエル中央統計局が16日発表した2025年第3・四半期(7―9月期)の国内総生産(GDP)は年率換算で前期より12.4%増え、伸び率はロイターがまとめた市場予想の8%を上回った。パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘に加え、イランとの紛争の影響でマイナス成長となった第2・四半期からの回復を示した。

同時に第2・四半期のGDPを下方修正し、従来発表の前期比3.9%減から4.3%減へ変えた。

リーダー・キャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ジョナサン・カッツ氏は第3・四半期のGDPについて「イランとの戦争後の急回復を反映している」と指摘した。投資が36.9%、輸出が23.3%、個人消費が23.0%それぞれ増えたのが成長をけん引し、政府支出も4.4%増加した。

イスラエル中央銀行が25年のGDP成長率は前年比で2.5%増えると見込んでいる一方、財務省は2.8%増になると予想している。約2年に及んだガザでの戦闘に抑えられてきた経済成長は26年に加速し、約5%増加すると予測されている。

ロイター
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