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豪、米の牛肉相互関税撤廃を歓迎 全品目ゼロ目指す

2025年11月17日(月)09時03分

[シドニー 16日 ロイター] - オーストラリア政府は16日、トランプ米大統領が牛肉への相互関税を撤廃したことを慎重ながら歓迎した上で、豪州製品に対する全ての関税撤廃を米国に求めた。

トランプ大統領は14日、牛肉やトマト、コーヒー、バナナなど幅広い輸入食品を相互関税の対象から除外する大統領令に署名した。食品価格の上昇に対する消費者の懸念が背景。

豪州は米国で不足している低価格で脂身の少ない牛肉を輸出している。

ウォン外相は、オーストラリア放送協会(ABC)の番組で「今回の関税解除を歓迎する。豪州の牛肉生産者にとって良いことだ」と発言。

一方、アルバニージー首相は、政権として「本当に互恵的な関税、すなわちゼロ関税を引き続き提唱していく」と述べた。

豪州は1990年以降、米国向けに年間15万─40万トンの牛肉を輸出しており、ファストフード店で人気が高い。

ロイター
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