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中国習主席、タイ国王と会談 信頼できる隣国を強調

2025年11月14日(金)18時31分

写真は歓迎式典に臨む中国の習近平国家主席(左)とタイのワチラロンコン国王。14日、北京市内で代表撮影。REUTERS

Liz Lee

[北京 14日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は14日、タイのワチラロンコン国王と会談した。中国が友好関係にある隣国であり、信頼できる経済パートナーであることを強調する機会となった。

タイ国王の訪中は1975年の外交関係樹立後で初めて。今週はスペイン国王フェリペ6世も中国を訪問している。中国メディアは両国王の訪問を友好的共存の成果であり、中国が信頼できる国であることを示すものだと報じている。

中国国営新華社によると、習氏はワチラロンコン国王との会談で、両国を結ぶ鉄道を含む主要プロジェクトにおいて戦略的連携を強化し、協力を深める用意があると表明した。また、タイの農産物の対中輸出拡大など貿易問題にも言及した。

フランス国立東洋言語文化研究所(INALCO)の研究員、ジュリエット・レッシュ氏はタイ国王の訪中について、「中国にとってタイとの親密さを再確認する機会であるだけでなく、米国の影響力が明らかに後退する中で、地域における中国の継続的な重要性を示す機会にもなる」と語った。

トランプ米大統領は2週間前、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席するためマレーシアに短時間立ち寄った。レッシュ氏は「目に見える成果は、タイとカンボジア間の短命に終わった和平宣言の署名を監督したことのみだった。対照的に、中国はASEANとの自由貿易協定(FTA)の深化を発表した」と指摘した。

ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)の中国研究所のスティーブ・ツァン所長は「トランプ氏の下で米国はパートナーとしての信頼性が低下しており、タイが中国と効果的に関与する重要性は一段と増している」と述べた。

それでも、「タイを含む多くの東南アジア諸国に対し、中国が自国の台頭を懸念する必要はないと安心させているわけではない」とも指摘した。

ロイター
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