中国、人民元国際化へ香港の役割強化へ 本土市場との連携深化
中国の何立峰副首相は香港で開催された世界金融リーダーズ投資サミットでビデオ経由で基調講演を行った。2025年11月4日撮影。 REUTERS/Tyrone Siu
[香港 4日 ロイター] - 中国当局は4日、香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)主催の国際金融リーダー投資サミットで中国本土と香港の金融市場の結びつきを強化し、人民元の国際的地位を高める方針を示した。
何立峰副首相は、香港が中国本土の経済・金融セクターとの協力を強化し、国際金融センターとしての地位を高めることに期待を示した。
「香港は歴史的に重要な発展の機会に恵まれている。その未来は明るい」と指摘。「香港がこの機会をとらえ、国家の発展計画とのつながりを積極的に深め、中国本土との経済・金融協力を強化することを期待している」と語った。
香港は新型コロナウイルス対策で3年近く境界が閉鎖されたほか、2020年に中国が国家安全維持法(国安法)を施行したことから、国際金融センターとしての役割に疑問が生じた。
中国がテクノロジーなど多くのセクターで規制を強化したことを受け、香港の資本市場では新規株式公開(IPO)が約10年ぶりの低水準に落ち込んだが、今年に入り回復している。
香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官はサミットで、今年1─10月に80件のIPOが実施されたとし、香港資本市場の回復力を反映していると語った。
ディールロジックのデータによると、香港は今年、ニューヨーク証券取引所とナスダックをしのいで世界トップのIPO市場となっている。今年に入ってこれまでの特別買収目的会社(SPAC)を除くIPO調達額は総額268億ドルと、昨年の同期間のほぼ3倍となった。
中国証券監督管理委員会(証監会)の李明副主席(副委員長)は、中国当局はオフショア人民元のイニシアチブを拡充する方針だと説明。
「香港の先物市場がオフショア人民元イニシアチブ向けの管理ツールを充実させ、香港が国際金融市場としての地位を継続的に高められるよう支援していく」と述べた。
中国人民銀行の陸磊副総裁は「政策支援の強度とペースを適切に調整し、さまざまな金融政策手段を確実に実施し、十分な政策効果が出るようにする」とした。
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