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米東部の州知事選、民主党候補が優位保てるか

2025年10月31日(金)10時00分

11月4日に米東部ニュージャージー州と南部バージニア州の知事選の投開票がある。写真は共和党ニュージャージー州知事候補ジャック・チャタレリ氏。同州レッドバンクで22日撮影。動画より(2025年 ロイター)

Joseph Ax

[プリンストン(米ニュージャージー州) 30日 ロイター] - 11月4日に米東部ニュージャージー州と南部バージニア州の知事選の投開票がある。世論調査ではともに民主党候補がリードしており、トランプ米政権に冷や飯を食わされている民主党は圧勝を納め、来年の中間選挙に向けて弾みを付けたい考えだ。

中でも注目を浴びているのが、フィル・マーフィー知事(民主党)の後継を選ぶニュージャージー州知事選の動向だ。民主党候補のマイキー・シェリル元連邦議会下院議員(53)が、共和党候補のジャック・チャタレリ元ニュージャージー州議会下院院内総務(63)に対して世論調査では1桁のリードを保っている。マーフィー氏は4年間の任期を2期務めたため、規定によって3選できない。

シェリル氏が勝利すれば、3期連続で同じ政党がニュージャージー州知事を務めることになる。一方、チャタレリ氏が当選した場合には、過去9回の知事選で現職大統領と同じ政党から選出される2人目の知事となる。

ライダー大のニュージャージー政治レボビッチ研究所のマイカ・ラスムッセン所長は「シェリル氏が確かにリードしているが、その差は決して越えられないものではない」とし、「シェリル氏とチャタレリ氏のどちらも勝利の可能性がある」と語った。

米紙ニューヨーク・タイムズ紙によると、最も信頼されている世論調査ではシェリル氏が5―8%ポイントのリードを保っている。だが、今月30日に発表されたエマーソン大とテレビ局PIX11、議会専門誌ザ・ヒルの調査では、シェリル氏に投票するとの回答が49%、チャタレリ氏の48%と僅差で、2%が未定となっている。

一方、バージニア州知事選では、民主党候補の元米中央情報局(CIA)職員のアビゲール・スパンバーガー元連邦下院議員(46)が、共和党候補のウィンサム・アールシアーズ副知事(61)に対して世論調査でリードを維持している。

ロイター
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