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原油先物下落、OPECプラス増産観測が米中貿易合意期待を相殺

2025年10月28日(火)11時50分

 アジア時間の原油先物は下落。米中が貿易を巡り合意する可能性が楽観視される一方、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の増産観測が相場を圧迫している。写真はOPECのロゴ。2023年10月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[28日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。米中が貿易を巡り合意する可能性が楽観視される一方、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の増産観測が相場を圧迫している。

0106GMT(日本時間午前10時06分)時点で、北海ブレント先物は0.04ドル安の1バレル=65.58ドル。米WTI先物は0.09安の61.22ドル。

複数の関係筋によると、OPECプラスは12月の会合で小幅な増産を行う方向に傾いている。

一方、トランプ米大統領は30日に中国の習近平国家主席と会談する見通しで、貿易を巡る合意に対する期待が相場を下支えしている。

中国の王毅外相は27日、ルビオ米国務長官と電話会談を行い、米中の「ハイレベル交流」の準備に向け米国が歩み寄ることを中国は期待していると述べた。

ロイター
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