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対カナダ関税10%引き上げ、トランプ氏 「虚偽」広告継続に反発

2025年10月26日(日)09時06分

 トランプ米大統領は25日、カナダに対する関税を「今支払っているものより」さらに10%引き上げる意向を示した。写真は7日、ホワイトハウスで会談するトランプ氏(右)とカナダのカーニー首相(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、カナダに対する関税を「今支払っているものより」さらに10%引き上げる意向を示した。

トランプ氏は23日、カナダとの全ての貿易交渉を打ち切ったと表明。レーガン元大統領が関税に否定的な発言をしていたとする「虚偽の広告」をカナダ側が流したことを理由に挙げた。

問題の広告は、レーガン元大統領が外国製品への関税を批判し、雇用喪失や貿易戦争を引き起こしていると訴える内容。

広告を流したカナダ・オンタリオ州のフォード州首相は24日、カーニー首相と協議した結果、通商交渉が再開できるよう、広告の放映を27日から停止することを決めたと発表していた。

ただ、米大リーグ(MLB)の王者を決める24日のワールドシリーズ開幕戦では放映が継続された。

トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「広告は即座に取り下げられるはずだったが、彼らは昨夜のワールドシリーズ中に、それが虚偽であることを知りながら流した」と投稿。「彼らの重大な事実誤認と敵対行為のために、私はカナダへの関税を10%引き上げる」とした。

ロイター
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